ジュール・ヴェルヌの世紀―科学・冒険・“驚異の旅”

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  • サイズ A5判/ページ数 335p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784887217478
  • NDC分類 950.28
  • Cコード C0098

出版社内容情報

『海底二万マイル』や『月世界旅行』で空想小説の嚆矢となったジュール・ヴェルヌ。彼の生きた19世紀は、華々しい科学の時代、事実、SF作家としてスタートしたきっかけは時の写真家ナダールによる世界最初の航空写真に触発されてのことでした。本書では、ミシェル・セールをはじめ、現代の哲学・物理学・天文学などのオーソリティが、「ヴェルヌの創造した“サイエンス・インポッシブル”」と、当時のヨーロッパの思想、科学、社会の状況を、300余点の図版を駆使して伝えます。今までにない興味深い観点からの時代解説です。

内容説明

先駆的文学の実践者であることは勿論、氾濫する新知識の航海者にして来るべき未来の幻視者でありつづけた作家と、彼が生きた爛熟の時代とを三百余点の図版と共に探る。

目次

序文 ジュール・ヴェルヌの魔法
第1章 ジュール・ヴェルヌ―人と作品
第2章 進歩の世紀
第3章 われらが惑星の発見
第4章 コスモス
第5章 ジュール・ヴェルヌと未来

著者等紹介

コタルディエール,フィリップ・ド・ラ[コタルディエール,フィリップドラ][Cotardi`ere,Philippe de la]
作家、サイエンスライター、元フランス天文学会会長

ドキス,ジャン=ポール[ドキス,ジャンポール][Dekiss,Jean‐Paul]
映像作家、元アミアン・ジュール・ヴェルヌ国際センター長

私市保彦[キサイチヤスヒコ]
1933年生。東京大学仏文科卒、同大学院比較文学科修士課程修了。武蔵大学名誉教授

新島進[ニイジマススム]
1969年生。慶應義塾大学仏文科卒、同大学院仏文科修士課程修了、レンヌ第2大学で博士号取得。慶應義塾大学准教授

石橋正孝[イシバシマサタカ]
1974年生。東京大学教養学科卒、同大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学、パリ第8大学で博士号取得。日本学術振興会特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

lico

5
【第62回海外作品読書会】二十世紀が戦争の世紀なら十九世紀は科学の世紀だった。十九世紀における科学的な発見、発明をヴェルヌがいかにして作品へと組み込んでいったかを大量のイラストと各種作品の引用によって浮かび上がらせる。ヴェルヌ好きはもちろん十九世紀の自然科学史に興味がある人におすすめできる本。ヴェルヌはそれなりに読んだと思っていたけど全然足りてませんでした。普通に作品のネタバレが入ってくるのでそこだけは注意が必要かもしれない。この本のおかげでインスクリプト社の驚異の旅コレクションがさらに楽しみになった。2016/05/16

tsubomi

5
2015.11.20-12.21:ジュール・ヴェルヌの生涯と作品、そして彼が生きた時代の科学にまつわる雑多なことを多くの図画を交えて紹介した一冊。近代科学史の本としても貴重だと思います。19世紀に既知の科学とヴェルヌの想像力が生んだ魅力的な作品の数々にも興味が湧きますが、彼が何を根拠に発想したか、そして何を懸念していたか、が感じられて、普遍的SF作家の感受性の軌跡を追体験できる点が秀逸。ハチ型無人航空機を予想していたところも現実的で空恐ろしいほど。彼の作品をこれからもっと読みたくなりました。2015/12/21

misui

5
略伝と科学・社会的背景がコンパクトにまとまった一冊。ヴェルヌに至るまでの科学技術の発展を概観し、それがいかに執筆に役立てられているかを見る。あの個性的な作品群も、思ったよりしっかりと当時の想像の枠内で書かれていたらしい。2012/05/15

ビター

4
ヴェルヌって凄いんやで本。当時のイラストなどがバンバン載ってるので視覚的にも楽しい。途中で19世紀の科学技術が矢継ぎ早に飛んでくるがあんまり得るものはないというか海底二万里しか読んだことないからここから情報を得てたんやで~って言われても困る。でもいい本。2015/07/30

メルセ・ひすい

3
※彼が生きた19世紀は、天文学、航海術、そして大陸の探検などにおいて数多くの発見がなされた。いわば「文明の大いなる飛躍」に満ちた時期であり、ヴェルヌの小説群〈驚異の旅〉とは、当時の最新の科学・時事トピックスを反映した「時代の鏡」であった。ヴェルニアンをもって任じる各界の専門家が絢爛たる世紀の中でのヴェルヌ作品を検証しSFの元祖やジュヴナイルの定番という一元的認識にのみ回収されてきた「未だ語られざる作家」ヴェルヌの詳述。2009/06/05

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