出版社内容情報
初めて日本で紹介されたものもふくめて、昆虫の接写ばかり220点も収めたまったく新しい「虫の博物図鑑」。ヨーロッパ、アフリカ、アジア、アメリカ、オセアニア・・・・・世界の昆虫の生態にとどまらず、各地域の民族的な記述も満載した本章は、フランス国立自然史博物館の全面的協力によって編まれ、「虫の肖像(ポートレート)」を生き生きと描き出した意欲的な昆虫写真集/図鑑である。登場種数約600種。ながめて楽しく、読んでためになる。
内容説明
スタジオ撮影による美しい昆虫の接写が二百数十点。世界の珍種・稀種をふくむ11目約600種を紹介。まさに「虫の博物誌」―生態や棲息地の民俗を詳述。
目次
蜻蛉目(トンボの仲間)
直翅目(バッタの仲間)
網翅目(カマキリ、ゴキブリの仲間)
竹節虫目(ナナフシの仲間)
半翅目(カメムシの仲間)
脈翅目(アミメカゲロウの仲間)
鞘翅目(コウチュウの仲間)
膜翅目(ハチの仲間)
鱗翅目(チョウ、ガの仲間)
長翅目(シリアゲムシの仲間)
双翅目(ハエ、カの仲間)
著者等紹介
ヴィルマン,クレール[ヴィルマン,クレール][Villemant,Claire]
パリ自然史博物館主任協議委員。膜翅目コレクションの運営管理を担当。寄生バエ等を専門とする研究者であり、昆虫関連の著書多数。科学ジャーナリストとして、仏Insects誌とINRA(仏農学研究所)のWEBサイトに寄稿
ブランショ,フィリップ[ブランショ,フィリップ][Blanchot,Philippe]
仏国内産のハエの研究で学位取得後、研究者からフォト・ジャーナリストに転身
奥本大三郎[オクモトダイサブロウ]
仏文学者、作家。1944年3月6日(啓蟄)大阪生。東京大学仏文科大学院修了。「NPO日本アンリ・ファーブル会」を設立し、東京の自宅に「ファーブル昆虫館」を開館。主著は『虫の宇宙誌』(読売文学賞)、『楽しき熱帯』(サントリー学芸賞)、『斑猫の宿』(JTB紀行文学賞)など。埼玉大学教授、日本昆虫協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。