内容説明
カタコトのジョークを連発する絨毯商人、因習の中でも常に率直でありたいと願う女性、激化する抗争に巻き込まれていく大学生、そして時におどけて見せる“独裁者”と呼ばれた大統領。国境、戦争、異なる民族・宗教…型通りの言葉ではおさまりきらない中東諸国の人々の素顔とは?アフガニスタン、パキスタン、イラクなど豊かな文化を誇るオールド・シルクロードの国々を対戦国出身のルポライターが旅した10年の記録。
目次
第1章 カブール
第2章 バルフへの道
第3章 カンダハール
第4章 ペシャワール
第5章 バグダッド
第6章 タジキスタン
第7章 カシミール
第8章 地獄の砂漠
第9章 エスファハーン
著者等紹介
クレマー,クリストファー[クレマー,クリストファー][Kremmer,Christopher]
1958年オーストラリア、シドニー生まれ。10年間アジアを歩き回り、その現状を活字や放送メディアで発表。著書“Stalking the Elephant Kings”では、東南アジアにおける共産主義の実体を紹介し、Qantas Awardを受賞。それに続く“THE CARPET WARS:A JOURNEY ACROSS THE ISLAMIC HEARTLANDS”も数々のノンフィクション賞において大きな話題となる
日暮雅通[ヒグラシマサミチ]
1954年生まれ。青山学院大学卒。英米文芸・ノンフィクションの翻訳家。日本推理作家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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