内容説明
多数の神々の性格や神話、図像表現や崇拝の特徴などを詳述し、古代エジプト人の宗教世界のきめ細かな概説書と事典という二つの機能を兼備した画期的な書。
目次
第1章 神々の興亡(神々の誕生;神々による支配;神々黄昏)
第2章 神々の性格(「神聖なもの」のかたち;神々の顕現;エジプトと一神教)
第3章 神々の崇拝(神々への奉仕;民間信仰と敬虔;「神聖なもの」との関わり)
第4章 王権と神々(王―神々と人間のはざまで;死せる王と神;神々の王権)
第5章 エジプトの神々(「神聖なもの」の多面性;神々のグループ ほか)
著者等紹介
ウィルキンソン,リチャード・H.[ウィルキンソン,リチャード・H.][Wilkinson,Richard H.]
現在はアリゾナ大学人文課程教授であり、同大学エジプト調査隊を指揮してルクソール西岸「王家の谷」における調査・研究に従事。古代エジプトの図像学を研究分野とし、とくにエジプト美術の象徴的意義に関する研究で知られている
内田杉彦[ウチダスギヒコ]
1957年、神奈川県生まれ。早稲田大学文学修士。1983~1985年、シカゴ大学大学院近東言語文明学科に留学。早稲田大学非常勤講師を経て現在は明倫短期大学助教授。専攻分野はエジプト学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
D4C
11
神々大百科となってますが、神々に限らず成立に関してや歴史的背景などにも踏み込んでおり、これ一冊読めば、エジプト神話に関してかなりの知識を得ることが可能かと思います。写真も豊富ですし、その写真についてもコメントがあるので、投げっぱなし的に写真を張り付けただけの本とは一線を画す出来栄えです。ただ、学問的な学習になるため、表面的な知識だけで良いという僕のような読者にとっては、かなり荷が重いというのが正直なところ。2016/11/13
きっちんきりん
4
タイトル通り、神々メインで神別で書かれている。 欲しいなぁと思ったら1万3千円とお高い(販売中か不明) 所沢でやっているツタンカーメン展が楽しくて、エジプト熱が親子で高まっています☺2023/10/28
-
- 電子書籍
- モンスターのご主人様(コミック) 分冊…