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内容説明
巨人トロルや小人の妖精たち、人魚や魔女たちが、美しい自然を舞台にくりひろげる楽しい話し、奇妙な話し、心あたたまるお話しのかずかず。
目次
第1章 地の精と小人
第2章 妖精
第3章 ブラウニー
第4章 トロルと巨人
第5章 人魚と水馬
第6章 凶獣と夢魔
第7章 幽霊
第8章 魔女と妖術師
著者等紹介
クレーギー,ウィリアム・A.[クレーギー,ウィリアムA.][Craigie,William]
1867~1957。スコットランド(ダンディー市)に生まれ、セント・アンドルーズ大学で古典と哲学を修めた後、1893年から母校のラテン語講師となる。そのかたわら、北欧各地に伝承されてきた数多くの民話と数篇のサガの英語への翻訳に力を注ぎ、1896年にこの仕事を完了させ、“Scandinavian Folk‐lore”という大著にまとめた。97年から『オックスフォード英語辞典』の編纂陣に加わり、N以降の項目を担当して語学者としての才能を発揮。1905年からは、オックスフォード大学のスカンディナヴィア語講師を務め、北欧語の指導に当たった
東浦義雄[ヒガシウラヨシオ]
北海道函館市生まれ。1938年、早稲田大学文学部英文学専攻科卒業。53~54年、エディンバラ大学文学部英語専修科に留学研修。現在、早稲田大学名誉教授
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
j1296118
0
「陣痛避けの呪いを行った結果として生まれて来る」としている狼人間と夢魔の発生についての話が、「当人の責任・意思と関係無しに悪行を重ねるよう運命づけられたに過ぎないからそれを無闇に死なせる対策をとるのが躊躇われている」との話と相まってなかなか興味深い。生まれる子が半ば獣になる呪いで男児が狼人間になるのは分かるが、女児なら夢魔になるというのは今一納得し辛くもあったのだけれども。2014/10/24
ma_non_troppo
0
p.7「北欧の民話は、貧困や孤独な生活環境のもとで、久しくはぐくまれ、つちかわれてきたものが少なくなかったし、種じゅの事情によって、精神上の恩恵を受けられなかった人々の心を満たす手だてとなる訓育の面での価値も見逃すことはできない。」」2010/04/30
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