内容説明
本書は、現代の国際社会が抱える重要かつ複雑な政策課題のひとつである「金融国際化の問題」に、主に経済学の論理により,しかも著者自身の国際経済、国際金融の研究により培われたと思われるバランス感覚をもってアプローチした意欲的な著作である。
目次
1章 はじめに
2章 金融仲会
3章 進展する金融仲介の国際化
4章 なぜ国際化が生じたのか
5章 国際化はどこまで進展したか
6章 国際化の功罪
7章 金融仲介機関に対する規制と監督
8章 規制と監督における国際集合財の問題
9章 政策展開の広範な選択