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内容説明
一枚の布に織り込められた民族の熱い思いと技術のすべて!世界中の伝統的な布地を網羅し、身近な動植物から得た素材で、個性豊かな装身具や生活用具に仕上げていく技術を紹介。美しく、かつ技法が鮮明にわかる写真や挿絵と共に、各民族が培ってきたテキスタイルの魅力にせまる。
目次
1 様々な素材
2 機を使わないテキスタイル
3 機織織物
4 彩色した布・プリントした布
5 染料
6 針仕事
7 刺繍
8 装飾
著者等紹介
ギロウ,ジョン[ギロウ,ジョン][Gillow,John]
織物に関する研究・蒐集・講義のために三十年余の間、世界を旅する
センテンス,ブライアン[センテンス,ブライアン][Sentance,Bryan]
長年にわたり、調査旅行、講義、織物展覧会の開催に携わり、美術を教え、多くの工芸、織物の著書や教育書、児童書に挿絵を描く
丹野郁[タンノカオル]
(現)お茶の水女子大学卒業後、オレゴン州立大学・ソルボンヌ大学文学部留学、東京大学文学部美学・美術史学科研究員の後、埼玉大学教授、武庫川女子大学教授を歴任。現在埼玉大学名誉教授、国際服飾学会会長。文学博士。勲三等宝冠章受章
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
252
著者のジョン・ギロウは30年以上にわたって世界を旅し、織物の蒐集、研究を行ってきた。本書はいわばその集大成のようなもの。まずは「様々な素材」から。獣皮、羊毛をはじめとした動物の毛、フェルト(なんと最古のスキタイの古墳のものは紀元前500年)、綿、絹、樹皮、亜麻、ラフィア等。次いでは織り方の様々。これも実に多様だ。そして染色技法、針の技法と続く。貴重な写真が多数収録されていて、門外漢の私などはただただ感嘆しつつ眺めるのみ。これらを見ていると、おそらくは現代の先端のデザイナーたちにも大きな刺激を与えている⇒2024/09/18
蘇芳
0
浅く広く、たまに手にとって眺めていたい。2018/05/29