内容説明
ルネサンス期のイタリアを中心にヨーロッパ中にその名がとどろいたイタリアの大富豪メディチ家の歴史と秘密。ロレンツォ・ディ・ピエロによる黄金時代が過ぎると、イタリアは動乱の時代を迎え、フィレンツェでは共和体制がメディチ家を一時的に追放する。復権すると、一族からは最初のメディチ家出身の教皇レオ10世が登場、以降はメディチ教皇による支配がつづく。コジモ1世が初のトスカナ大公となると、メディチ家は次々と大公を輩出し、君主国家を確立していくが、1737年のトスカナ公ジャン・ガストンの死を境に衰退がはじまり、さしもの名家も没落の一途をたどる。
目次
第3部 1492年‐1537年(ピエロ・ディ・ロレンツォ・デ・メディチとフェラーラの修道士;破門;メディチ家の帰還;教皇レオーネ;ローマへの進軍;籠城、そして殺戮)
第4部 1537年‐1743年(コジモ一世;コジモの後継者;フェルディナンド2世とフランス王女;コジモ3世と大公フェルディナンド;メディチ家の終焉)
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