内容説明
芸術から陰謀にいたるまで、ルネサンス期のヨーロッパのあらゆる出来事にその名が登場するイタリアの大富豪メディチ家。14世紀末のフィレンツェにジョヴァンニ・ディ・ビッチがメディチ家銀行を興してから、1737年にメディチ家最後のトスカナ公ジャン・ガストンが死ぬまで、300年以上にわたり栄華を誇ったこの一族の歴史と秘密を描き出す。銀行家として成功したジョヴァンニや長男コジモはアルビッツィ家やパッツィ家といったライヴァルに勝利し、フィレンツェ市政庁を牛耳るようになる。やがて教皇庁と対立するなど、次第に強大になっていく一族の勃興と繁栄が語られる。
目次
第1部 15世紀(イル・クアトロチェント)(フィレンツェとフィレンツェ人;メディチ家の勃興;宿敵、アルビッツィ家;追放、そして勝利 ほか)
第2部 1464年―1492年(痛風病み、ピエロ;若きロレンツォ;教皇、そしてパッツィ家;フィレンツェの救世主 ほか)
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