ソーシャルワーカーのためのアタッチメント理論―対人関係理解の「カギ」

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  • サイズ A5判/ページ数 247p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784887203532
  • NDC分類 369.1
  • Cコード C3036

内容説明

本書が取り上げるアタッチメント理論は発達理論の一つであり、クライアントが幼少期から親(養育者)やきょうだい、仲間などと形成してきたアタッチメントが、将来の対人関係のパターンや自己の確立を予測するうえで非常に重要であると考えている。構成は、最初の第7章が発達心理学の知見とアタッチメント理論の紹介、第8章から14章までが対象ごとにみたアタッチメント関係の説明、第15章、16章がソーシャルワーカーとしてのアセスメント、実践的対応策となっている。

目次

ソーシャルワークと対人関係
社会的存在になる
社会的理解の発達
アタッチメント理論と対人関係
経験の組織化
エインズワースのアタッチメント分類システム
歪んだ対人関係
親・家族との関係
仲間との関係
自己との関係
社会との関係
パートナーとの関係
子どもとの関係
困難をはね返す力
アセスメント
実践的対応策

著者等紹介

ハウ,デビッド[ハウ,デビッド][Howe,David]
児童ケースワーカー、ソーシャルワーカーとして実践を積んだ後に、イギリス、ノールウィッチのイーストアングリア大学で教鞭をとる。現在、同大学保健福祉学部教授。専門は児童家庭福祉で、養子縁組、アタッチメント理論、児童虐待・ネグレクトが主な調査研究の関心テーマである

平田美智子[ヒラタミチコ]
1975年、日本女子大学文学部英米文学科卒業。1981年、アメリカ、ワシントン大学大学院社会福祉学部修士課程修了。シアトルでアジア系地域精神保健センターにソーシャルワーカーとして勤務。帰国後、日本国際社会事業団でソーシャルワーカーとして実践を積んだ後、現在、日本女子大学、東海大学などで非常勤講師を務める。社会福祉士

向田久美子[ムカイダクミコ]
1991年、津田塾大学学芸学部英文学科卒業。1997年、白百合女子大学大学院文学研究科発達心理学専攻修士課程修了。現在、聖セシリア女子短期大学幼児教育学科専任講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。