内容説明
雑事の多い私が合間をぬって井上光さんからヒアリングをするについては、すでに病いを得て入退院を繰り返しておられた井上光さんにとって大変苦痛であったに違いない。自責の念でいっぱいであるが、しかし、その個人的な思いを越えて、井上光さんの証言を詳らかにしておくことは非常に貴重であると思ったのである。
目次
第1章 社会福祉施設に生を受けて(孤児と一緒に育った子ども時代;バンカラ青春時代;混沌とした社会福祉を学ぶ ほか)
第2章 熱く闘った大阪府社協時代(一年だけのつもりで入った大阪府社協;「あいつは経営者の回し者」;反発の嵐のなかで生まれた施設課 ほか)
第3章 花開く「大阪」の社会福祉(「西の研修の要」大阪社会福祉指導センター;ゼミナールから新しい福祉は始まった;小室ゼミ発進 ほか)
第4章 大阪・社会福祉の傑物たち(大阪・社会福祉の傑物たち;「青年将校」藤井了貞;受け継がれているフジイイズム ほか)