内容説明
子育てや親子関係が非常に難しい現代において、親にいちばん必要なことは何なのだろうか。それは、子どもに「わからせよう」とするのではなく、子どものことを「わかろう」としてみること、“共感=対話型”関係の構築ではないか―。子どもの幸せを願うばかりに関係そのものを不幸にする時代における、親子関係の再構築への意識改革の書。不安や戸惑いの渦中にある親のみならず、子どもや若者たちとふれあう現場の職員や子ども問題や若者問題に関心を持つ研究者・学生も必読の一冊。
目次
第1章 登校拒否と豊かさの病―いま親にできること・なすべきこと
第2章 受容的親子関係の作り方―真の受容のための六原則
第3章 父親はなぜ息子を殺したのか―受容的親子関係づくりの落とし穴
第4章 いま親にいちばん必要なこと―「わからせる」より「わかる」こと
第5章 子どもに愛は伝わっていますか―豊かな時代の親子関係を考える
第6章 わかりあうために
著者等紹介
春日耕夫[カスガコウフ]
1944年鹿児島県生まれ。九州大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学、教育学修士、日本教育社会学会会員。現在、広島修道大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。