内容説明
明日に向かって境界をたどれ。私たちと世界を繋ぐ/隔てる「境界」の現在に、人文・社会科学の若手一五人が挑む。
目次
第1部 境界と生きる(性別/身体を越境するという物語を聴く;慢性疾患という「境界」を生きること―ある当事者の語りを通して)
第2部 境界で生きる(イスラーム社会における改宗―宗教という境界をめぐって;犠牲者体験を通じてのアイデンティティの揺らぎ―アウシュヴィッツの生き残り、ジャン・アメリーを中心に ほか)
第3部 境界が揺らぐ(農業水利がたどった「境界」―その変化とこれからを問う;揺らぐ政策形成と国家―グローバリゼーションと民主主義、日米防衛政策調整 ほか)
第4部 境界をひらく(境界の弾力―保健室から考える;境界を操る/境界に操られる建造物―鴨緑江の回転橋 ほか)
著者等紹介
荒川歩[アラカワアユム]
名古屋大学大学院法学研究科特任講師。専門分野は法と心理学
川喜田敦子[カワキタアツコ]
東京大学大学院総合文化研究科特任准教授。専門分野はドイツ現代史・地域研究
谷川竜一[タニガワリュウイチ]
東京大学生産技術研究所技術職員。専門分野は建築史学
内藤順子[ナイトウジュンコ]
日本学術振興会、日本女子大学特別研究員。専門分野は文化人類学
柴田晃芳[シバタテルヨシ]
北海学園大学経済学部非常勤講師。専門分野は政治学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。