市民力による知の創造と発展―身近な環境に環する市民研究の持続的展開

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 275p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784887138773
  • NDC分類 519
  • Cコード C3036

内容説明

新たな知としての「市民知」の誕生。地域社会が抱える身近な環境問題をテーマに、(財)トヨタ財団が企画・運営した7回の「市民研究コンクール“身近な環境をみつめよう”」と62の助成対象チームの紹介・分析を通じ、とりわけ従来の行政的対策や専門家による研究また住民運動と異なる視点を保ちつつ、行政や専門家との協働を進め、問題解決に至る過程を具体的に描き切った、まさに日本の「市民知」誕生を告げる労作。

目次

第1章 市民研究活動の位置づけ
第2章 「市民研究コンクール“身近な環境をみつめよう”」誕生の背景
第3章 「市民研究コンクール“身近な環境をみつめよう”」について
第4章 市民研究コンクール本研究助成対象チームの活動概要と17チームの事例調査
第5章 17チームの分析―エンパワーメントの相互作用
第6章 行徳野鳥観察舎友の会よみがえれ新浜―水質浄化と水鳥の誘致
第7章 元町倶楽部・函館の色彩文化を考える会 港町・函館における色彩文化の研究―下見板のペンキ色彩の復元的考察を通して
第8章 烏山川緑道愛鳥の会 烏山川緑道に愛鳥を呼び戻そう―都市住民と野鳥の共存を目指す研究と実験
第9章 “市民知”の発見
鼎談 「市民研究コンクール“身近な環境をみつめよう”」を語る

著者等紹介

萩原なつ子[ハギワラナツコ]
1956年生まれ。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。博士(学術)。(財)トヨタ財団アソシエイト・プログラム・オフィサー、東横学園女子短期大学助教授、宮城県環境生活部次長、武蔵工業大学助教授を経て、立教大学社会学部教授および立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授。特定非営利活動法人日本NPOセンター常務理事。専門は環境社会学、ジェンダー研究、非営利組織論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かとたか

0
官僚的な専門知のカウンターパートとして、生活に根差した市民知が発現しているというのが本論の仮説テーマである。政府の失敗、市場の失敗を補う市民社会の活動の源泉のように感じた。2020/07/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/628846
  • ご注意事項

最近チェックした商品