内容説明
二つの世界大戦をくぐりぬけてきた２１世紀の現在、人類は叡智を結集して、世界全体での新たな安全保障体制の構築を急がねばならない―。豊富な図版を駆使し、経済学および政治学への遊学により、２１世紀における国際システムの枠組みの抽出を試みた基本的入門書。
目次
第１部 国家と市場（国家；市場；マクロ経済学から見た国際摩擦；経済発展、資本移動および経済援助）
第２部 国際システム（安全保障制度；国際通貨制度；国際貿易制度；アジア金融危機；地域統合の動態）
第３部 共生への俯瞰（国際援助制度；地球環境保全）
著者等紹介
柳田辰雄［ヤナギタタツオ］
１９７６年３月東京大学経済学部経済学科を卒業、１９７８年３月東京大学経済学研究科経済学専攻修士課程修了、国際通貨基金（ＩＭＦ）エコノミスト、東京都立大学経済学部助教授、東京大学大学院総合文化研究科助教授、教授を経て、１９９９年４月より現職。この間ジョンズホプキンス大学客員研究員、ニューヨーク市立大学院センター客員助教授、２００２年８月まで１年間国際協力事業団派遣専門家、インドネシア共和国財務省財政分析庁財政アドバイザー。経済学博士（東京大学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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