内容説明
もはや、持続的平和と開発には、政府のみならず、市民社会組織、企業、マスメディア、自治体、グローバル・ガバナンス等の新アクターによる社会的責任の分担と協働的パートナーシップが不可欠だといえる。本書は、混迷の時代においてあらゆるステークホルダーを包括した、柔軟で適応力に富み、分野の枠を超えた協働について詳述した、気鋭の執筆陣による画期的労作。
目次
グローバル公共政策の戦略とリーダーシップ
第1部 協働的人間の安全保障
第2部 広がる社会的責任の裾野
第3部 官と民のシナジーを促進する国連システム
第4部 民間組織のイニシアチブ
資料編
著者等紹介
功刀達朗[クヌギタツロウ]
東京大中退、コーネル大MA、コロンビア大Ph.D.、ハーグ国際法アカデミーDiploma。国連法務部、中東PKOを経て、外務省ジュネーブ代表部公使等歴任。84‐90年、国連事務次長補(カンボジア人道援助担当事務総長特別代表と人口基金事務次長を各3年)。90年からICU教授。現在同大COE客員教授、UNU高等研究所客員教授、国際協力研究会代表
野村彰男[ノムラアキオ]
ICU卒後朝日新聞社に入社。政治部次長、外報部次長、論説委員、アメリカ総局長、論説副主幹、朝日新聞総研センター所長を歴任後2003年から2005年まで国連広報センター所長。2006年から2008年まで早稲田大客員教授。日本におけるグローバル・コンパクト・アカデミック・ネットワーク共同代表も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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