内容説明
天皇制と建学理念の葛藤等、先鋭な問題を含んだ戦時下の立教学院の実相を、膨大な資料調査の下に検証・総括した。
目次
第1部 聖公会と立教学院首脳の動向(戦時下外国ミッション教育の危機―立教首脳の動揺と米国聖公会の決断;日本聖公会の教会合同問題―合同派の聖公会離反と立教首脳;学院首脳陣と構成員のアジア・太平洋戦争に対する認識と対応 ほか)
第2部 戦時への対応と教学政策(「基督教主義ニヨル教育」から「皇国ノ道ニヨル教育」へ―寄附行為にみる学院の目的の変更;医学部設置構想と挫折;教育における戦時非常措置と立教学院―理科専門学校の設置と文学部閉鎖問題を中心に ほか)
第3部 戦時下の学園生活(戦時動員体制と立教中学校;戦時動員と立教大学における教育の変容;戦時下の学生生活 ほか)
著者等紹介
老川慶喜[オイカワヨシノブ]
1980年、立教大学大学院経済学研究科博士課程後期課程単位取得退学。経済学博士。現在、立教大学経済学部教授。前立教学院史資料センター長
前田一男[マエダカズオ]
1985年、立教大学文学研究科教育学専攻博士課程後期課程満期退学。現在、立教大学文学部教授。立教学院史資料センター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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