内容説明
世紀の幕開け、変貌し続ける世界にあって社会科学が学として立つべき場所(=アリーナ)はどこか?ポストモダン論、グローバリゼーション論等、近代知の没落を告げる言説が交錯する中、社会学の固有性と今日における存在理由を追求する。
目次
序章 モダニティの社会学理論―ギデンズを中心にして
第1章 社会学と社会システム論―システムとその「外」
第2章 社会学理論と社会病理―観察のモダンとポストモダン
第3章 近代社会学の成立―一九世紀フランス社会学の事例から
第4章 フィールドワークから社会学理論の形成へ―社会学の伝統再考
第5章 生活政治の社会学―支援社会を求めて
第6章 社会学と資本主義―生活構造論の革新
第7章 社会学から見たグローバル化・地域統合・国家―現代フランスの変貌を事例として
第8章 グローバリゼーションと人間の安全保障の興隆
終章 グローバリゼーションと社会学の未来
著者等紹介
友枝敏雄[トモエダトシオ]
大阪大学大学院人間科学研究科教授。1951年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程中退
厚東洋輔[コウトウヨウスケ]
大阪大学大学院人間科学研究科教授。1945年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。博士(人間科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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