内容説明
日本の大学の90%以上が中小規模大学だ。そこでの改革の在り方・進め方は、今もっぱら喧伝されている大規模大学のそれとは自ずから異なる―様々な不利な条件下、あくまで現場を踏まえ、教職員の意識を高めつつ展開された中規模大学改革の先行例。広島修道大学元学長の30年後を見据えての奮闘記。
目次
1 学習支援(全入時代における高校と大学の接続;一年次教育―学習計画と教育・学生支援プログラム;大学にも自己啓発のプログラムを;参加型授業を通じて基本的なスキルを養う;キャリア教育入門)
2 大学マネジメント(学習を支援する大学;大学マネジメントの基本と手法;ボーダー大学の入試政策と入学定員;三〇年後を展望した大学改革;「コミュニケーション」―課題と情報の共有化;図書館建設と将来のキャンパス)
3 教育機関連携(多様な教育機関による連携;大学連携から小中高大連携へ;大学はなぜ地域で連携するのか)
著者等紹介
市川太一[イチカワタイチ]
1948年生まれ。広島修道大学法学部教授。1970年慶應義塾大学法学部政治学科卒業、同大学法学研究科博士課程政治学専攻単位取得、博士(法学)。76年4月広島修道大学法学部専任講師、助教授、教授、ジョージタウン大学客員研究員、広島修道大学法学部長を経て、96年4月から2002年3月まで広島修道大学学長・短期大学部学長。日本私立大学連盟理事、同大学問題研修会委員長、同経営対策委員会委員長、広島テレビ番組審議会委員長、西京銀行監査役などを歴任。現在、教育ネットワーク中国代表幹事、全国大学コンソーシアム協議会幹事、日本政治学会理事、読者と報道委員会委員(中国新聞)などをつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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