内容説明
本書の主人公である修道女マリー・ド・レンカルナシオンは、フランス人として生まれ、宣教のためにカナダに渡り、ケベック人として死んだ。母国フランスはモリエールやデカルト、さらにはルイ14世治下の栄光の時代であったが、彼女の生きたヌーヴェル・フランスとはどのような世界であったろうか。母国へ宛てて書き続けた手紙から、今まで知ることのなかった歴史的事実を読み取ることができる。
目次
第1部 海を渡ってカナダで宣教する動機
第2部 カナダへの出発
第3部 先住民の間で先住民と共に
第4部 イロクォイ人の襲撃の中で
第5部 ラヴァル司教の権限下で
第6部 国王ルイ一四世の治下で
付録
著者等紹介
門脇輝夫[カドワキテルオ]
1926年生まれ。翻訳家
竹中豊[タケナカユタカ]
1945年生まれ。カリタス女子短期大学教授
小林順子[コバヤシジュンコ]
1931年生まれ。清泉女子大学名誉教授。教育行政・比較教育学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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