日本の社会参加仏教―法音寺と立正佼成会の社会活動と社会倫理

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  • サイズ A5判/ページ数 466p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784887135789
  • NDC分類 187.6
  • Cコード C3036

内容説明

いま「社会参加仏教」は世界的に注目を集めている。「儀礼仏教」「葬式仏教」から社会へ飛び込み社会を動かす仏教へ―日本におけるこの仏教の社会参加の動態を、二つの仏教団体を中心に、各教団の宗教理念・教典理解の分析とともに精細に描き切った、ユニークな実証的研究。インド出身の女性研究者の手に成る労作。

目次

「社会参加仏教」とは何か
第1部 日本の社会参加仏教への問い(本書の課題、前提と方法論;日本近代仏教史における社会参加仏教の展開)
第2部 社会参加仏教としての法音寺(法音寺とその社会福祉事業;法音寺の社会倫理―慈悲・まこと・堪忍の実践;法音寺会員による社会参加のパターン―質問紙調査の結果から)
第3部 社会参加仏教としての立正佼成会(立正佼成会と明るい社会づくり運動;立正佼成会の社会倫理―法華経の一乗思想と根本仏教の融合;立正佼成会会員による社会参加のパターン―質問紙調査の結果から)
社会参加仏教の今後の課題および展望

著者等紹介

ムコパディヤーヤ,ランジャナ[ムコパディヤーヤ,ランジャナ][Mukhopadhyaya,Ranjana]
1971年、インドに生まれる。1991年、デリー大学ミランダハウス・カレッジ社会学部卒業、1993年デリー大学大学院デリー・スクール・オブ・エコノミクス(経済学研究科)社会学修士課程修了。デリー大学大学院中国日本研究科M.Phil.課程で日本研究に着手、1997年、同課程修了。1997年に来日。1999年、東京大学大学院人文社会系研究科宗教学宗教史学専門分野博士課程入学、2003年、文学博士取得。名古屋市立大学大学院人間文化研究科助教授
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