大学授業の病理―FD批判

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  • サイズ A5判/ページ数 254p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784887135635
  • NDC分類 377.15
  • Cコード C3037

内容説明

授業改革は抽象論でなく具体的行為で示せ。個々の教員による自分の授業の改革が先である。学生の学習活動を中心に置く授業への「コペルニクス的」方向転換。読み書き能力こそ学力の中核。

目次

第1章 講義をやめよう
第2章 私語の病原は“講義”である
第3章 授業設計の原理―前章の授業方法は何を意味するか
第4章 ルール・規律・礼儀
第5章 スローガンを排す
第6章 “学生による授業評価”の概念分析
第7章 他の教員による授業批判―一つの実例
第8章 私の“代案授業”
第9章 学生側での“解釈内容”の論理―看護学授業を例にして
第10章 大学人の概括病・抽象病

著者等紹介

宇佐美寛[ウサミヒロシ]
1934年神奈川県横須賀市に生れる。1953年神奈川県立横須賀高等学校卒業。1957年東京教育大学教育学部教育学科卒業。1959年東京教育大学大学院教育学研究科修士課程修了。1960年‐1962年東京教育大学助手。1961年‐1962年米国、州立ミネソタ大学大学院留学(教育史・教育哲学専攻)。1965年教育学博士(東京教育大学)の学位を取得。1967年千葉大学講師。1968年同、助教授。1977年同、教授(教育方法学講座)。(1993年‐1997年教育学部長)(1998年‐2000年東京学芸大学教授に併任)。2000年停年退官、千葉大学名誉教授。現在、東京都立保健科学大学、埼玉県立大学、国立看護大学校、聖母大学等の非常勤講師。千葉県我孫子市在住
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