内容説明
国際秩序維持・発展に不可欠な国連をはじめとする諸国際機構は、今日ますます重要性を増すとともに、続発する国際紛争などに有効に対処すべく、常に、新たな変革を迫られている。現代国際機構の理念及び権能の考察とともに、国際平和の確立と国際社会の協調へ向け、諸機構が直面する諸問題と変革の方途を具体的問題に即して追求した、力作論考全15章。
目次
第1部 国際機構の新展開(国際連合と民主主義―二一世紀の世界機構の条件;国際連合と地域的機構―冷戦後の新たな関係;国際機構の法的権能と設立文書の法的性格―条約に基礎を置かない国際機構の条約締結能力を中心に ほか)
第2部 国際平和の維持と回復(国連平和維持活動における同意原則の機能―ポスト冷戦期の事例を中心に;「並行展開」の実績と課題;国連の軍事的活動に対する武力紛争法の適用―武力紛争の事実主義的認識とその限界 ほか)
第3部 国際社会の協調と安定(アフリカ統一機構/アフリカ連合と人権―その展開過程を中心に;国家報告書審査制度における自由権規約委員会の複合的機能―起草過程を手がかりとして;イラン・アメリカ請求権裁判所―個人請求の国籍と受理可能性 ほか)
著者等紹介
安藤仁介[アンドウニスケ]
1935年京都府生まれ、1959年京都大学法学部卒業、現在同志社大学教授、京都大学名誉教授
中村道[ナカムラオサム]
1941年東京都生まれ、1964年京都大学法学部卒業、現在神戸大学教授
位田隆一[イダリュウイチ]
1948年兵庫県生まれ、1972年京都大学法学部卒業、現在京都大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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