内容説明
学力低下を嘆くだけの時代は終わった。学生が学問の楽しさに目覚める授業をめざし、ユニバーサル化時代の学生指導法を、多角的に考察・追求する。
目次
第1部 指導法研究の歴史と現在(大学とは何であったか―中世大学の授業・試験・評価;指導法・評価法の歴史と現在;指導法をめぐる政策動向と指導法改善へのインパクト ほか)
第2部 学生の自己発見を促す指導法(大学生の学力と導入教育;大学の授業・経験に対する評価からの検討―一私立大学卒業生教員に対する質問紙調査より;授業評価と指導法の改善 ほか)
第3部 講演会の記録(教養教育の創造と課題―カリキュラム改革と組織の在り方をめぐって;ドイツにおける大学教育の構造、諸問題及び改革動向)
著者等紹介
児玉善仁[コダマヨシヒト]
1949年生まれ。1979年広島大学大学院教育学研究科博士課程後期単位取得。広島大学助手。帝京大学文学部教育学科講師、助教授を経て、現在、帝京大学理工学部教職課程教授。京都大学、広島大学、立教大学、明治大学等非常勤講師歴任。1990~91年アニェッリ研究財団招聘教授としてボローニャ大学留学など。イタリア教育史・大学史専攻
別府昭郎[ベップアキロウ]
1945年生まれ。1973年広島大学大学院教育学研究科博士課程単位取得。1989年、明治大学文学部教授(教職課程、博士(教育学))となり、現在に至る
川島啓二[カワシマケイジ]
1954年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程学修認定退学。芦屋大学助教授、国立教育研究所教育経営研究部高等教育研究室長を経て、現在、国立教育政策研究所高等教育研究部総括研究官
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