内容説明
それは単なる国際法違反にとどまらない。現代国際法に凝集された人類積年の英知を踏みにじり、諸国家の恣意的な武力行使に途を開く暴挙ではなかったか―テロに対する多くの国際条約、自衛権発動の条件、人民の自決権等、精細な国際法的思考によるアフガン攻撃問題総括。
目次
1 国際社会はテロに対してどのように対処してきたか
2 テロに対して自衛権は発動できるか
3 安保理事会はアフガニスタンに対してどのような態度をとってきたか
4 被疑者をどのように裁判し処罰するのか
5 対アフガニスタン攻撃は世界秩序をどこに導くか―結びに代えて
著者等紹介
松井芳郎[マツイヨシロウ]
1941年京都府生まれ。1963年、京都大学法学部卒業。現在、名古屋大学大学院法学研究科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。