内容説明
本書は比較政治学の入門講座に特に役立つように企画されている。実利的にして現実的であり、比較政治学をいかに学ぶべきかに関する実践的な運用に主眼を置いた。比較政治学を全般にわたって解説し、そのグローバルな論題も各国ないし各地域固有の論題も指摘して、この分野がなぜ興味をそそり研究意欲をかき立てるのかを指し示している。
目次
第1章 比較政治学とは何か
第2章 比較政治学の歴史
第3章 政治発展
第4章 発展主義への異論
第5章 民主主義と民主化
第6章 共産主義体制の将来
第7章 発展途上諸国―なにが発展の実効をあげ、なにが実効をあげないか
第8章 これからの先進世界
第9章 比較政治学は死んでしまったか―冷戦後の時代のなかで再考する
第10章 結論
著者等紹介
ウィーアルダ,ハワード・J.[Wiarda,Howard J.]
米国ミシガン州グロス・ポイント生まれ。ミシガン大学を卒業後、フロリダ大学でM.A.とPh.Dを取得。現在、マサチューセッツ大学政治学教授。また同大学L・A・ホロウィッツ記念イベリア・ラテンアメリカ研究教授、ならびにワシントンにある国際戦略研究所(CSIS)上級研究員を兼任、World Affairs,Portuguese Studies,Integration,Journal of Inter-American Studiesの編集委員、在ニューヨーク「外交関係審議会」メンバー。1992年にCSISに入所する前は、ハーバード大学国際研究所訪問研究員、MIT客員教授、ジョージ・ワシントン大学客員教授、雑誌『ポリティー』編集主幹などを歴任。膨大な著書群の表題を見る限り、研究対象はラテンアメリカ、南欧、アメリカ外交政策、国際関係、開発政策、第三世界、アジア、ロシア、東欧など多方面に及ぶ
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