出版社内容情報
芸術理論の安易なポストモダン化を排し、新たな視座から近現代への知と美の複雑多様を耕す「モダニズムから」の出発。
内容説明
モダニズムは果たして自明か?そう問うことさえなく、「モダニズムの失効」を説く追従と無恥から、われわれはもう目覚めてもいい頃だ―さらに明晰な地平をめざし近現代の知の複雑多様を耕す、「モダニズムから」の出発。
目次
1 ジャンルの地平(芸術を求めて;折れる壁をめぐって―アトリエ画のプロブレマティーク;廃棄される彫刻―Wasting Sculpture ほか)
2 歴史の地平(表象から共感へ―E・バークの美学理論における芸術家の誕生;人文学の総合としての芸術哲学―ジョージ・ターンブルの絵画論;わが国における西洋美術受容の問題―水彩画から見た明治美術の特質 ほか)
3 テクストの地平(フォーマリズム批評の理論―グリーンバーグの場合;モダニズム美術と視覚性―グリーンバーグ、フリード、クラウス、ブライソンの批評に即して;現代の文学理論 ほか)
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