内容説明
本書は古典古代から近現代までの多岐にわたる思想家、科学者の思索が縦横に編み込まれており、まさにアルゲマイネな教育学が展開されている。それは、著者ラサーンの広範な学問的基盤と教養を示すと同時に、ラサーンの教育学に献じられた「人間学と歴史学の織物」という名称を如実に体現するものである。この意味で、本書は単なる教育学入門書にとどまるものではなく、教育と陶冶の本質解明に資するところが大きいと考えられる。
目次
1章 陶冶論的次元
2章 人間学の次元
3章 社会的及び政治的次元
4章 学習の次元