内容説明
今やアメリカ新生の成否は、激増する少数民族集団の活性化にかかっている。民主社会の存立を賭け、永遠の難問=平等と卓越の同時達成に挑む米教育改革の軌跡を活写。『教育は「国家」を救えるか』に続く渾身の第二弾。
目次
序論 「バッキ事件」の意義―「機会の平等」理念は変容したか
1 革新的教育施策の展開―平等推進政策の軌跡と現在
2 動揺するリベラル教育路線―現場と世論の動きから
3 アメリカ教育風土の現在―レーガニズムは勝利したか
終論 永遠の「双子の目標」―多文化社会のサバイバルと教育