近世日本の地域社会と共同性

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近世日本の地域社会と共同性

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  • サイズ A5判/ページ数 280p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784887083769
  • NDC分類 215.2
  • Cコード C3021

出版社内容情報

『史潮』新66号 「あとがき」より(2009.11.28)               (評者:山﨑久登)
本書は,小県郡旧上塩尻村(現長野県上田市大字上塩尻)を対象とした共同研究の第一巻である。本巻では,「地域社会と共同性」を切り口として,近世地域社会のあり方を論じており,主な内容は地理・支配行政・
公と私・人口・家と相続である。編者の一人,高橋基泰氏は,イギリスの農村家族経済史を専門とされてお
り,執筆者の専門は経済史を中心に,建築学や理学など多様である。・・・略・・・近年,近世村落史研究
自体が,やや停滞した状況にある中で,隣接諸科学の研究者も含む多様な執筆者によってなされた一村実証
研究は,刺激的であり,今後参考とするべき研究視角や方法が多々あると思われる。また,本書の実証分析
に加わっていないものの,基礎となる調査においては,イギリスをはじめとするいくつかの国々の研究者が
参画している。・・・略・・・本書で想定されている読者は,日本近世史を専門とする者だけではない。む
しろ,東洋史・西洋史の村落史・経済史研究者に読まれ,対比研究の視点が培われてゆくことが期待されて
いるといえよう。是非多くの方に御一読を薦める次第である。

内容説明

小県郡旧上塩尻村(現在の長野県上田市大字上塩尻)を取り上げ、「地域社会と共同性」という切り口から、明治維新以前の松平氏上田領時代における地域社会のあり方について、地理、支配行政、公と私、人口、家と相続、といった論点について実証的に分析し論じた。

目次

第1章 上塩尻村の地理的特徴と耕地利用(上塩尻村の地理的特徴;耕地と自然災害)
第2章 藩政と村落支配行政(上田藩の郷方支配と村;「村」の機能;年貢の賦課と徴収;治水をめぐる藩と村―千曲川の川除普請を事例として)
第3章 居住・生業・共同性(木戸は取り払われたのに―「馬入り道一件」をめぐる上塩尻村の行政構造;蚕種業の展開と住居建築の変容)
第4章 上塩尻の人口動態(研究史概観;基本データと人口趨勢上の特徴;出生について;婚姻について;死亡について;歴史人口学データの応用・展開)
第5章 家と相続(家族と家系;家と相続;家業・家産・家名の継承と相続)

著者等紹介

長谷部弘[ハセベヒロシ]
1955年生まれ。最終学歴:東北大学大学院経済学研究科博士課程。学位:博士(経済学)。現職:東北大学大学院経済学研究科教授

高橋基泰[タカハシモトヤス]
1962年生まれ。最終学歴:東北大学大学院経済学研究科博士課程。学位:博士(経済学)。現職:愛媛大学法文学部教授

山内太[ヤマウチフトシ]
1964年生まれ。最終学歴:東北大学大学院経済学研究科博士課程。学位:博士(経済学)。現職:京都産業大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。