出版社内容情報
以下の雑誌に書評が載り、激賞されています。
『史学雑誌』2002年11月
『史潮』2002年11月
内容説明
本書は専門外の読者を対象に想定しながら可能な限り専門書の学術水準を維持し、そうすることによって歴史学の理論と方法を専門外の読者に具体的に知ってもらおうと意図して書かれた16‐20世紀イギリス近代史概説書である。
目次
1 ヘンリ8世とトマス・モア―政治権力と哲学精神の歩み寄りから破局まで
2 エリザベス1世とメアリ・ステュアート―スコットランド女王はなぜイングランド女王によって処刑されたか
3 14歳の乙女ジュリエットとロミオの結婚の悲劇―シェークスピアの時代の若者は本当に早婚だったのか
4 チャールズ1世を処刑した大動乱はなんと呼ぶべきか―「国王殺し」の妻ルーシ・ハチンソンの回想録から考える
5 作家・ジャーナリストとしてのスウィフトとデフォーの対比―スウィフトの『ステラへの日記』を史料として活用する
6 マリー・アントワネットと10月の事件―フランス革命に対するバークの非難とペインの讃美
7 ヴィクトリア女王とディズレーリ首相―インド女帝の誕生
8 アスキス首相とシルヴィア・パンクハースト―自由主義・フェミニズム・社会主義
著者等紹介
松浦高嶺[マツウラタカネ]
1923年生。1948年、東京大学文学部卒業。立教大学・フェリス女学院大学名誉教授
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