出版社内容情報
ファシズムの過去を本質・教条・国家・党・教会,更に文化・業績に及んで論じ,転じて現在と未来に警鐘を鳴らす。ネオナチ,スキンヘッド……ロシア・東欧・イスラム……etc.
内容説明
ヒトラーとムソリーニの歴史的ファシズムは消滅した。しかしその後にはスキンヘッドやフーリガンがうごめき、第三世界やソ連・東欧にはイスラム原理主義や貧困と怨嗟の大衆がある。ファシズムとは何か?その定義さえ定かではないが、世界はウルトラナショナリズムの予感に満ちている。同時代史研究者による昨日・今日・明日。
目次
第1部 ファシズム(ファシズムの本質;ファシズムの教義;指導者たち ほか)
第2部 ネオファシズム(ネオファシズムのイデオロギー;ファシズムと極右―いくつかの事例;右翼過激派―もうひとつの生きざま ほか)
第3部 ポストファシズム(教権ファシズムと第三世界;スンナ派原理主義の起源;政治的宗教 ほか)