講談社ノベルス
古事記異聞―京の怨霊、元出雲

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065189405
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報

橘樹雅は民俗学研究のテーマ「出雲」を追い、京都を訪れていた。かつて出雲族の集落があったという下鴨神社の西側には「怨霊の寺」が。遥か出雲国から都へやってきた人々がなぜ怨霊になったのか? 糺(ただす)の森で起きた殺人事件を機に、雅は「言霊(ことだま)」の真の力に気づき、出雲族等、まつろわぬ民にかけられた朝廷の「呪い」の正体を明らかにする。

内容説明

橘樹雅は民俗学研究のテーマ「出雲」を追い、京都を訪れていた。かつて出雲族の集落があったという下鴨神社の西側には「怨霊の寺」が。遥か出雲国から都へやってきた人々がなぜ怨霊になったのか?糺の森で起きた殺人事件を機に、雅は「言霊」の真の力に気づき、出雲族等、まつろわぬ民にかけられた朝延の「呪い」の正体を明らかにする。

著者等紹介

高田崇史[タカダタカフミ]
昭和33年東京都生まれ。明治薬科大学卒。『QED百人一首の呪』(講談社ノベルス)で、第9回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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さつき

82
面白かったです。出雲臣と賀茂氏の関わり、斎王と別れの御櫛など納得できることばかり。今回は京都が舞台なのですが、上賀茂神社、下鴨神社、出雲大神宮などいつか行ってみたい場所が次々登場し旅心が刺激されました。2020/08/10

ポチ

56
『出雲』の第3巻。下鴨神社やその西側などに出雲族関連の神社などが色々。怨霊になったとされる出雲族の住んでいた地に是非行ってみなくては!次巻の奈良で完結かな。う〜ん、殺人事件、やっぱり要らない。2020/07/29

ぽろん

39
今回は、出雲に纏わる話。いつもながら、思いもしなかった社寺の怨霊の情報に興味が掻き立てられる。それにしても、雅と一緒に回って下さった女性のお仕事って何なんだろう⁇そして、取って付けたような殺人事件。でも、私、この展開が好きかも⁈2020/08/02

雪紫

32
小余綾先生や村田警部の存在も明かされ、京都の出雲へ訪ねた酒好き主人公。旅先で出会った女性と意気投合し相も変わらず歴史語り(随分と女2人楽しそうなことで)。・・・事件はまあ、相変わらず刺身のツマだけど言霊とそもそもの発端を考えると実に黒い・・・。2020/10/10

ももすけ

28
蘊蓄が大半で事件がほとんど書かれていない。行ったことがないので尚更イメージつかず。 本を手に取り名所を回れば面白いかもしれない。 ただ、読むのに時間がかかったわりには、記憶に残りにくい作品だった。2020/12/07

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