出版社内容情報
イエスの受難･復活，原始キリスト教団の成立と展開を，「福音書」「使徒行伝」など『新約』諸書の固有の叙述から洞察し読みとく。新約学が究めた聖書世界
内容説明
イエスの受難と復活、原始キリスト教団の成立と展開を、「福音書」「使徒行伝」など『新約』諸書の固有の叙述から洞察し、読み解く。新約聖書学の磧学が、ついに究めた世界が広がる…。
目次
第１章 ユダヤ教
第２章 イエス在世当時のパレスチナ
第３章 キリスト教の発端
第４章 エルサレム原始教団
第５章 パウロの伝道旅行
第６章 パウロの神学思想
第７章 福音書文学の世界
第８章 使徒行伝
第９章 パウロ以後の手紙
第１０章 黙示文学
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユーディット
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とても真剣な内容で、著者は間違いなく信徒だというのが明確に伝わる。文献は歴史では無く、歴史は文学だ。文学でなければ民衆の役に立たない。というスタンスは恩師を思い出させる。ただ他の研究書と年代の取り方などが結構違っていて、どう考えていいか難しい面がある。黙示文学と新約のそれぞれについての記述が細かい。2011/05/29
