出版社内容情報
前著『社会主義とファシズム』(本叢書8)につづく社会主義運動史。マルクシズムはベルンシュタインに修正され,民主社会主義が西欧の主流となった。西欧のマルクシストは実践面では修正主義者である
内容説明
今世紀、資本主義に代るものとしてファシズムかコミュニズムかの選択があり、今それぞれが崩解してベルンシュタインの民主社会主義が正当性を主張する。前著『社会主義とファシズム』につづく正統な社会主義運動史。
目次
1 『共産党宣言』解釈と批判
2 『空想から科学へ』の限界
3 エンゲルスの「政治的遺言」と現代革命
4 パリ=コミューンの意味
5 ローザ・ルクセンブルクとボリシェヴィキ革命
6 コミンテルン創設の理念
7 国際共産主義の崩壊
付録(私のナチス観;日本軍の北部仏印進駐をめぐって)