出版社内容情報
古代ギリシア史の専門家が思想史として対比考察した古代・現代の民主主義。現代の形骸化した制度への正統なアカデミズムからの警鐘であり,民主主義の本質に迫る一書
内容説明
衆愚政治に墜ちた古代ギリシアの民主政治から、参加不可能な巨大な大衆に選ばれた少数エリートによるポリアーキーへ。民主主義とは果して何なのか?その根源を問うギリシア史家による警鐘。
目次
第1章 指導者と追随者
第2章 アテナイのデマゴーグたち
第3章 民主主義、合意および国益
第4章 ソクラテスと彼以後
第5章 古典古代における険閲