内容説明
地球で紡がれる10の建築の物語―建築家ユニットSUEP.による待望の作品集。10の建築作品を通じて、人のことと、地球のことの両方を考え、もがき続けた思考の軌跡。“Harvest”あふれる建築の姿を追い求めて。ミドリノオカテラス、淡路島の住宅、kokage他、計20作品掲載。
目次
01 生物とともに暮らす
02 身体に刻み込まれた太陽
03 風を受け入れる形
04 グリーンコモンズ
05 大地と建築
06 エネルギーの収穫
07 主語は樹木
08 半屋外は曖昧さを許容する
09 水の循環がもたらす恵み
10 災害と生きる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
J
3
末光さん自身がゴリゴリにシミュレーションを使う人ではなく、アラップの清野さんなど、ちゃんとエンジニアをつけて設計している建築家という印象(あくまで私観)。数ヶ月前から新建築ではアラップの連載が始まり、建築家では川島範久さんの活躍も目立つ。作品集なので、コレクトネス的に説明するよりかは、環境を交えて設計することで、喜びの多い暮らしや建物(harvest する、というタイトルにもあるように)ができるよという感じ。大きな問題は一つでも、様々な立場や切り口から、環境的な声が上がることが大事だなと思う2023/05/30