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内容説明
誰よりも艶やかに歌う三〇〇歳のプリマドンナ“ストラディヴァリウス”。「時間」を超える、その価値とは何なのか? カラー写真多数。いまも解明できないその音色の秘密、ニスの色、億を超える価格……。多くの人を魅了し、人生を狂わせもした至高の楽器。パガニーニなど著名な音楽家やヨーロッパ王室との関係など、所有者と名器がたどった数奇な運命とは……。そして、アントニオ・ストラディヴァリウスは何を成し遂げたのか。第一人者による、決定版!
目次
第1章 ストラディヴァリとは何者か(聖地クレモナ;ストラディヴァリの生涯;ヴァイオリン三大名器とは;ストラディヴァリウスの特徴)
第2章 謎と伝説(名器の価値はどこにあるか;木材の謎;音の謎;ニスの謎)
第3章 激動のヨーロッパ史と失われた楽器(スパニッシュ・セット;タスカン・セット)
第4章 楽器は誰のものか?(ヴァイオリンに魅せられた三人;ストラディヴァリウスを所有するとは)
第5章 演奏家が愛した名器(海外の演奏家;日本の演奏家)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
テツ
20
クラシック音楽やらヴァイオリンやらにはとんと知識がないけれど面白かった。時代を越えて天上の音色を奏でる楽器。製作者が神様に祝福されたとしか思えない、正に神器と呼ぶにふさわしいストラディバリウス。製作されてから三百年余り。八百万の神的な思想とともに日本で育まれた身としてはそれぞれに固有の名前が与えられそれぞれ固有の人生(器生か)を歩む彼らの後ろに付喪神と成った姿さえ見える気がする。ストラディバリウスのカラー写真もとても美しかったです。2017/07/31
サラ
5
写真家として製作者として、多くのストラディヴァリウスに会ってきた著者だからこそ語れる話がたくさんあり、ほほぉ〜と思うばかり。ストラディヴァリウスの他にアマティやグァルネリ、楽器に関わってきた人々についても記され、大変勉強になりました。2010/05/09
takakomama
2
写真家の著者は、撮影の依頼がきっかけで、自分で楽器を作るほど、ストラディヴァリウスの魅力に憑りつかれてしまいます。運命的な出会い。素晴らしい楽器は時代を超えて、人々に感動を与えますね。ストラディヴァリウスの写真がとても綺麗です。ヴァイオリニストの前橋汀子さんの本を読んで、再読。2020/04/20
ayko
2
巻頭のカラー写真だけでも読む価値ありかも!ヴァイオリンという楽器はそもそも造詣の美しい楽器だけれど、装飾の施された美しさはもう、ほんと、見惚れてしまう。実際、ストラディヴァリウスと他の楽器との音の違いは、人の聴覚で聞き取るのは困難だけど、科学的な音響実験ではとくに高音の反響がストラディの方が優れているという結果があるそうです。神業のあの人や超絶技巧のあの人、私のすきなあの人も、多くの名演奏家を魅了しているストラディヴァリウスは、演奏する人にこそその魅力を発揮しているのではないでしょうか。2013/12/17
牧神の午後
2
筆者は写真家でありながら出会ったストラッドに人生を狂わされ、楽器製作に手を染めるようになった人。でもそれはとても幸せなことではなかったかと思う。なんといってもこの本にはストラッド、そしてヴァイオリンへの愛に溢れている。終章の演奏家の紹介は演奏家の音色が耳に聞こえてくる。2011/08/16
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