内容説明
雑木林的空間をもつ建築へ。閉じた箱ではない「開いた場」的モデルへ展開する小嶋一浩の思考と実践。
目次
第1章 “小さな矢印”が自在に動く場所を、建築を通してどう生み出せるのか?
第2章 黒と白
第3章 Fluid流れるもの
第4章 Cultivate耕すように建築する
第5章 自然・集落・都市20世紀の前と後
第6章 雑木林的:空間の問題として
第7章 “小さな矢印の群れ”から“白の濃淡”へ
著者等紹介
小嶋一浩[コジマカズヒロ]
1958年、大阪生まれ。京都大学工学部建築学科卒業、東京大学大学院修士課程を経て、同大学博士課程在籍中の1986年にシーラカンス(1998年シーラカンスアンドアソシエイツ、2005年よりCAtに改組)を共同設立、パートナーとして国内外で数多くのプロジェクトを実現している。東京大学助手を経て、1994年~2004年東京理科大学助教授、~2011年教授ののち、2011年より横浜国立大学大学院/建築都市スクールY‐GSA教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Haba Tsuka
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雑木林的(ぞうきばやしでの散策を楽しむような)建築。2016/12/25
かみのけモツレク
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海外の話おもしろい2015/10/13
森翔太
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モダニズムの均質・単純である特徴を「大きな矢印」であるのに対し、シミュレーションによる「小さな矢印」の集合による新しい設計手法の模索と実践。ハノイ・ドーハ等の海外プロジェクトから石巻の復興プロジェクトまで連続的に語られ、それぞれの地域を説明する各項目の導入部分を読み終えるたびにその地域に行きたくなる。小嶋さんも連戦連敗なんだなあ。2014/05/30
ttdvl
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20世紀の大量に物を捌く時代から、細分化されていくべきである現代について 2019/10/13