内容説明
近代をも含む建築の歴史と現代都市までをレファレンスとする思考から岸和郎が語る設計の根拠。
目次
第1章 「建築と秩序」について
第2章 場所と文化を読む―香港
第3章 場所と文化を読む―ソウル
第4章 場所と文化を読む―東京・京都
第5章 中庭・屋上庭園―都市に棲む
第6章 自然に呼応する建築
第7章 歴史と今日性を読む
第8章 概念としての構造について
第9章 建築を「分析」すること
著者等紹介
岸和郎[キシワロウ]
1950年横浜市生まれ。1973年京都大学工学部電気工学科卒業、1975年同大学工学部建築学科卒業、1978年同大学大学院修士課程建築学専攻修了。1993年~2010年京都工芸繊維大学にて教鞭をとる。UCバークレー校、MITで客員教授を歴任。現在、京都大学大学院教授。「日本橋の家」で日本建築家協会新人賞、ケネス・F・ブラウン・アジア太平洋デザイン賞功労賞、日本建築学会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yosiyosio
0
柔らかくて心地のよい、共感できることばかりが語られる現代建築の中に一石を投じるような1冊。モダニストあるいは古典主義者としての著者が語る言葉は現代建築の価値観を否定せず、それが生まれるに至るまでのさまざまな紆余曲折を氏独自の視点から見せてくれた。今時の建築家の本ばかり読んでふにゃふにゃになった大学生の脳を叩き起こしてくれます。2016/03/04
YuYu
0
筆者が「建築は全体性の学問だ」と講演で仰られていた。 合理主義か経験主義でいうと後者 建築の経験的な、文化、歴史、自然の話しを述べ、答えを出さず読者に考えさす2012/11/03
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