内容説明
ホンマタカシ、ウォルター・ニーダーマイヤー、ルイザ・ランブリ。気鋭の写真家たちのカメラが切り取った、金沢21世紀美術館の日常-非日常的世界(詳細図面付き)。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アコ
14
金沢21世紀美術館には一度だけ。とても自由な空間で世界的な舞台で活躍する日本の建築ユニット・SANAA設計の特徴である『透明であること、明るいこと、開放的であること』という設計ポリシーがよくわかるとても素晴らしいものだった。それらを回想しながら眺める写真たち。そして貴重な施工図付き。(しかし施工図を本気で見るにはルーペやノートが必要かも?)そして本音をちらりと申し上げると今頃日本中がSANAAの存在を知っていて日本人の設計による新国立競技場に関心を示していたのかなとおもうと残念としか言えない。2014/11/22
ishiwatari_t
0
2005年金沢21世紀美術館で開催された『妹島和世+西沢立衛/SANAA』展の公式カタログ。3人の写真家の作品と詳細な施工図が収録されている。 ウォルター・ニーダマイヤー:左右のページを利用して2点透視図法に見えるように撮影。 ルイザ・ランブリ:2重ガラスの窓に映る光庭の梅の木とその奥に見えるインスタレーション作品を重ねて捉える。 ホンマタカシ:着工前の敷地から工事中の現場の様子、雪が積もる完成後の美術館まで、寄りと引きの緩急をつけて切り取る。2020/04/24