内容説明
設計事務所に勤めて10年。ある日、自分だけの「建築」を探しに世界へ旅に出ようと思いたった。都市と空間をめぐった2年間の建築・旅行記。
目次
エジプト―建築の歴史を追って
ギリシャ―建築の源流に見たもの
イタリア―過去と現在のリミナリティ
トルコ―ハームミレニアムサイクルの発見
スペイン・ポルトガル―現代建築の可能性との出会い
フランス―「好きな建築」「そうでない建築」
北欧―建築にとって大切なこと
スイス・オーストリア―めざすべき建築の発見
ドイツ―建築よりももっと素敵なもの
ベネルックス―流行よりも大事にすべきこと
ある日の不幸
アメリカ―ようやくたどり着いた「言葉」
インド―「僕自身」という問題
著者等紹介
中谷俊治[ナカタニシュンジ]
1964年大阪府生まれ。1988年京都大学工学部建築学科卒業。同年、アトリエ・ファイ建築研究所入所。新梅田シティ・梅田スカイビル(1993年)、JR京都駅ビル(1997年)、札幌ドーム(2001年)を担当。1998年同事務所退所。その後、2年間の海外生活を経験後、2000年中谷俊治ステューディオ(sn‐studio)を設立、現在にいたる。住宅設計などを手がけている
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