内容説明
日本のアニメは、どのようにして現在の隆盛を迎えたのか。今や日本の主要輸出産業となったアニメ関連産業の黎明期から現在までのアニメ制作技術の変遷と、それらにたずさわってきた作家・制作者や作品の系譜を通して、アニメ業界の現在と未来を考察する本格的解説書である。
目次
第1章 アニメーションの源流
第2章 日本製アニメの誕生
第3章 戦後の復興からテレビアニメへ
第4章 新たなステージ
第5章 ジャパニメーション
第6章 日本アニメの奇跡
著者等紹介
山口康男[ヤマグチヤスオ]
1935年新潟県佐渡に生まれる。1958年東映(株)東京撮影所に入所。東映動画(株)〔現・東映アニメーション(株)〕に転籍。「狼少年ケン」「宇宙パトロールホッパ」「ゲゲゲの鬼太郎」「もーれつア太郎」「キックの鬼」「ゲッターロボ」「UFOロボグレンダイザー」など多くのTVアニメの演出を行う。企画プロデューサーとして「龍の子太郎」(1979年、モスクワ国際長編児童映画コンクールにて銀賞受賞)。また、「キャンディ・キャンディ」(1979年、文化庁子供向けテレビ用優秀映画制作奨励賞受賞)、「マシンハヤブサ」「花の子ルンルン」「メイプルタウン物語」「新メイプルタウン物語」「ビックリマン」「美少女戦士セーラームーン」などの各シリーズを手がける。取締役企画営業部長に就任。担当役員として「東映アニメーション研究所」を設立。取締役退任後、社長室参与、通産省(現・経済産業省)支援・各種アプリケーション開発事業統括責任者、東海大学文学部広報メディア学科非常勤講師、などを歴任。現在、中間法人「日本動画協会」専務理事/事務局長
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