内容説明
明治、大正、昭和、平成の時代を生き通した近・現代の三人の書き手。その時代のなか、それぞれの「自己規定」の様相を、著者の詳細かつ鋭い視点で探究し、まとめた力作。
目次
漱石の「開化」、諭吉の「文明」―福澤諭吉と夏目漱石その一
交際と戦争―福澤諭吉と夏目漱石その二
比較思想のために―福澤諭吉と夏目漱石その三
『行人』の二郎―「まず耳から始まる」
漱石の“心臓”
山本七平における福澤諭吉
山本七平と夏目漱石
山本七平における「言葉」
著者等紹介
赤井恵子[アカイケイコ]
1956年和歌山市に生まれる。1982年広島大学大学院文学研究科国語学国文学専攻博士課程後期中退。現在、熊本学園大学外国語学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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