内容説明
信長・秀吉・家康三代にわたる日本の歴史上もっとも波乱にとみ、かつロマンのある時代天正遣欧使節の派遣や、ローマ法王への謁見を企てたヴァリニャーノ。彼こそが、日本キリシタン史上最も大いなる活動をした人物である。その人物、業績を日欧交渉史の泰斗である松田毅一が書きあげた渾身の一書。
目次
イエズス会日本巡察師ヴァリニャーノ
前篇 A・ヴァリニャーノ
中篇 第一次日本巡察
後篇 後半生
キリシタン宗門の興廃
付録 一五八六年十二月二十日付、コチン発信、イエズス会総長アクアヴィーヴァ宛、巡察師ヴァリニャーノの書簡
著者等紹介
松田毅一[マツダキイチ]
1921年香川県高松市生まれ。1944年上智大学文学部史学科卒。1969年ポルトガル政府よりC.O.ドン・エンリケ王子勲章。1981年『フロイス・日本史』(全12巻、共訳)により菊池寛賞、毎日出版文化賞を受ける。1997年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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