内容説明
漱石的「平衡」―とは、芥川龍之介以来幾度か指摘のあることであった。芥川の語るそれは静けさと危うさに満ちている。しかし果して本当にそうなのか?その平衡を可能にしている「力」の源泉を漱石の評論に探る。
目次
『彼岸過迄』考
『行人』論―空洞をめぐる言説
『心』への疑い―呪縛の言説
『道草』小考―その比喩
『明暗』の演劇的時空―力の発揮とイデオロギー上演の場
漱石の「政治」
漱石と戦争・序説
漱石の評論について
補完のために
漱石的「平衡」―とは、芥川龍之介以来幾度か指摘のあることであった。芥川の語るそれは静けさと危うさに満ちている。しかし果して本当にそうなのか?その平衡を可能にしている「力」の源泉を漱石の評論に探る。
『彼岸過迄』考
『行人』論―空洞をめぐる言説
『心』への疑い―呪縛の言説
『道草』小考―その比喩
『明暗』の演劇的時空―力の発揮とイデオロギー上演の場
漱石の「政治」
漱石と戦争・序説
漱石の評論について
補完のために