漱石・芥川・太宰

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漱石・芥川・太宰

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  • サイズ B6判/ページ数 289p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784886950543
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

内容説明

漱石、芥川、太宰―。この近代日本文学の三作家に脈々と流れるもの、時代的苦悩、文学的命題を語り合う。

目次

第1章 夏目漱石(漱石と陽明学;『野分』―漱石の文学観;『虞美人草』と「文芸の哲学的基礎」;単なる青春小説ではない『三四郎』;『それから』―代助を見る漱石の眼;『門』―漱石と禅;修善寺の大患と後期の漱石文学;『彼岸過迄』―「恐れる男」と「恐れない女」;『行人』―文明苦と人間苦;『こゝろ』―自閉症的主人公と明治への訣別;「こゝろ」という題;『道草』―神の眼から問われるということ;漱石と漢詩;『明暗』―清子の役割;「猫の」か「猫と」か―作家の眼;「則天去私」と『伝習録』)
第2章 芥川龍之介(漱石から芥川へ;漱石的なものと鴎外的なもの;2人の芥川;芥川の「孤独地獄」;芥川の「芸術至上」;晩年の芥川;芥川とキリスト教;芥川の遺したもの)
第3章 太宰治(自意識の分裂;マルクス主義運動と聖書;中期の「安定」;信じるところに現実はある;太宰治の死;3人の作家の血脈的つながり)