内容説明
一般に日々の食肉の中心となる欧米系品種のイメージで語られることが多い「豚」。しかし、アジア各地の辺境域には原種であるイノシシとは判別のつかない在来豚が飼われている。本書は、調査の記録写真と蒐集史料によって、それらの形態特徴や飼養状況を明らかにし、豚への理解を深めようとする一冊である。それは豚かイノシシか。アジアの豚の深層に迫る。
目次
アジアの在来豚とは
在来豚が飼われている地域
豚の近縁野生原種
史料にみるアジアの在来豚
アジアにおける調査国(日本;中国;台湾;フィリピン;タイ;マレーシア;インドネシア;ラオス;カンボジア;ミャンマー;バングラデシュ;ネパール;ブータン;スリランカ;インド)
著者等紹介
田中一榮[タナカカズエ]
1930年三重県生まれ。東京農業大学名誉教授。元日本養豚学会会長。農学博士
黒澤弥悦[クロサワヤエツ]
1953年岩手県生まれ。東京農業大学「食と農」の博物館・学術情報課程教授。農学博士。学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。