目次
竹の子の頭探して泥まみれ（郡正樹）
実験の疲れを癒す若葉かな（黒田祐）
五月晴れ初めてつくるお弁当（鈴木万知恵）
お日様の気持ちをつめた西瓜食う（渡辺茂登子）
風鈴の音が部屋中こだまする（石田勝己）
蚕豆の殻をむき合う祖父と祖母（西山亜紀子）
風鈴の音にとびつく家の猫（吉田暁）
新緑の息吸い込んで告白す（中瀬雄一）
西瓜食べ妹と競う種とばし（木場瞳）
井戸の中西瓜がのんびり水遊び（横山一生）〔ほか〕
著者等紹介
山崎千枝子［ヤマザキチエコ］
昭和１７年９月２３日富山県生まれ。昭和５４年「河」に初句。昭和５７年「朝霧」創刊と同時に入会。昭和５９年「朝霧新人賞」受賞後、同人。昭和６３年「朝霧賞」「朝霧昴賞」受賞。平成７年松本陽平主宰逝去により「朝霧」終刊。平成８年３月「燎」創刊、代表となる。俳人協会会員。ＮＨＫ学園俳句講座講師、ＮＨＫ学園オープンスクール講師、昭和の森カルチャー講師
野中進［ノナカススム］
昭和９年６月２５日静岡県生まれ。昭和３２年東京教育大学農学部総合農学科卒業。東京都公立中学校・農業高等学校の教諭・教頭を経て、都立大島高等学校、都立園芸高等学校長を歴任。全国農業高等学校長協会理事長及び日本学校農業クラブ連盟代表を歴任。平成９年東京農業大学非常勤講師となり現在に至る。日本農民文学会会員
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