出版社内容情報
『増補修訂版 権力を取らずに世界を変える』(同時代社)から約20年、現代資本主義に対する妥協のない批判を続けるマルクス主義哲学者、ジョン・ホロウェイの待望の三部作最終章。その叛逆心はいささかの衰えもない。コロナ・パンデミックと顕在化された金融危機、利益追求のための環境破壊、なくならない人種差別や性差別、拡大する不平等、核戦争の危機――。本書は「絶滅行きの列車」を止めろ! と最初から最後まで訴え続けている。いま正しく絶望することから希望が始まると。存在している世界から生成する世界へ。自らの内に潜在している〈いまだないもの〉を見つけ出す力を提示する。
内容説明
コロナ・パンデミックと顕在化された金融危機、利益追求のための環境破壊、なくならない人種差別や性差別、拡大する不平等、核戦争の危機―。いま正しく絶望することから希望が始まる。存在している世界から生成する世界へ。現代資本主義に対する妥協のない批判を通して、自らの内に潜在している“いまだないもの”を見つけ出す力を提示する。
目次
序 列車を止めよう
1 怒り‐希望‐豊かさ
2 私たちは希望を学び直さなければならない
3 歴史的であるということ
4 主体
5 客体:貨幣
6 希望を考え、危機を考える
7 先送りされた危機
8 結末を求める書物 ハッピーエンドを求める希望
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- 和書
- 世界文学全集(全30巻)